高血圧と家族

塩分控えめの食事で高血圧の進行を防ぐ

高血圧で悩む人は多く、今や国民病と言われるほどの人が患者となっています。高血圧の治療として、投薬と共に行われるのが生活習慣の改善の指導です。食事や運動などその指導の範囲は多岐に及びますが、高血圧の治療や予防として塩分控えめの食生活が推奨されるのはなぜなのでしょうか。
もともと日本の食生活では塩分を使ったものが多い上、現代人は味の濃い食事やコンビニ食、外食で塩分を摂りすぎていると言われています。体内に入った塩分は血液中の塩分濃度を上昇させ、血液中の塩分はその特性から血管の周囲の細胞から水分を摂りこみ、血液量を増やしてしまいます。血液の量が増えれば心臓は多くの血液を送り出さなければならなくなり、血管は大量の血液を流さなければならなくなるため、負担が増してしまいます。高血圧は血管にかかる負担が大きいことを示すもののため、塩分の多い食事をすることで血圧は高くなってしまうのです。そのため、高血圧の治療として処方される薬の中には尿として身体の中の塩分を排出してしまうための利尿剤が入っています。まずは身体の中の余分な塩分を排出して、血液の量が増えることを防ぐことが高血圧の進行を防ぐためには重要なのです。
現在では高血圧に悩む人の数を反映して、減塩の味噌や醤油など、多くの塩分を控えた商品が販売されています。それらを有効に使ったり、だしをきかせた料理、レモンや酢などを塩の代用として使うようにしましょう。また、塩分を体外へ排出する働きのある栄養素であるカリウムを含んだ食材を積極的に摂取するのも一つの方法です。りんごやバナナ、トマトなどにカリウムが多く含まれているので、食事の中に摂りいれて行くと良いでしょう。